冬場のタープ泊を試してみた

洪庵キャンプ場で冬場のタープ泊を試してみた.最低気温3°Cで風があまりない環境では,寒さもあまり感じず熟睡できたので,温暖な冬のキャンプの選択肢のひとつとして良さそう.

用具類

最低気温は0°Cを下回らない予想だったのでシュラフのスペックは足りるはずだが,念のため寒さを感じたら同行した友人の車に避難させてもらうことにした.

ギア

衣服(就寝時)

設置状況

タープ

画像に映っている白くて四角いものが温度計.向かって右側のフラップの足元に移動させた.張り方は以下の記事を参考にした.

www.thehikinglife.com

レビュー

温度変化

SwitchBot の温度計を使用し,片方をタープの内部,もう片方をタープの外部(近くの木の根元)に置いて測定.一般的にいわれるテントの 3°C には及ばないものの, 1°C 程度の温度差は得られているようだ.ただ,測定条件がちゃんとしていない(というより狭いタープのなかで体の放熱やギアとの接触の影響を受けずに温度を測るのは難しい)ので,あくまで参考程度.

タープ内外の温度変化

寒さ感

  • 頭をシュラフの内部にすっぽり入れてしまい,呼吸用に鼻付近だけ出しておけばあまり寒さを感じずに熟睡できた.逆に,頭や首付近を出すと全身が寒くなったように感じた.しっかりした目出し帽でもかぶったほうが良いかもしれない.
  • シュラフのジッパー付近に腕が来ると,腕にやや寒さを感じた.
  • 寝るときに適当なシュラフの着方をしたのでライナーが下半身のみを覆っていたが,特に問題はなさそうだった.寝比べてみたわけではないのでライナーの効果は不明だが,ライナーがあると温かくなること自体は自宅の布団で体感済み.

その他

  • 設置撤収が3分で済むのは圧倒的に楽.これは最大の利点かもしれない.
  • 冬は虫がいないので良いが,それ以外の季節は引き続きテント泊のほうが良さそう.特に夏暑いときにシュラフを開いて掛布団のように使う場合,シュラフの内側が地面に直接触れるのはやや躊躇する.
  • 朝フラップを開けると朝焼けの富士山が広がっているのはなかなか良い体験だった(なおその後二度寝した).