キースイッチを撮影する
機材
今回の倍率は大体 1/2 倍付近なので,市販のマクロレンズでも十分にこなせるはずだが,せっかくなのでベローズと引き伸ばしレンズを用いたマクロ撮影を試してみた.ベローズは程度のよいものが1万円程度,引き伸ばしレンズは2-3000円程度で購入できる.引き伸ばしレンズは絞り値の表示窓から光が漏れるものがあるので,黒テープでふさぐ必要があるかもしれない.
カメラ
- Sigma fp
- ASAHI PENTAX ベローズユニット II
- Rafcamera M42→L マウントアダプタ*1
- FUJINAR-E 75mm F4.5
- Leofoto ポケット三脚 MT-03
照明
- 2x 電気スタンド
- 台座(乳白アクリル板 t=2 スイッチを定位置に置くための治具つき)
- 1x コピー用紙
セットアップ
- 台座を壁の付近に置く.
- 電気スタンドを天井に当ててフィルライトを作る.
- もう1台の電気スタンドを直後の壁に当ててバックライトにする.
- 絞りは F8 とした.*2
評価
- ベローズの使い心地は思ったほど悪くない.Lマウントは口径が大きいのが利点だが,M42マウントの内径が小さいこともあり結局四隅はケラレる.これを改善するためには大判カメラにアダプタを付けて撮影するなどが考えられるが,画面の四隅まできっちり使う撮影をする予定はないので今のところはこのまま.
- Leofoto MT-03 は良くできている.そこまで厳密さを求められない小物の撮影なら,ミニ三脚で手軽に撮ってしまっても良いかもしれない.
- 照明位置の再現性が落ちそうなのが唯一の問題.ミニスタジオ等を使うなどの改善策が考えられる.