既存キーキャップに手を加える

4uのスペースバーを作る

4uのスペースバーは圧倒的に入手性が悪い.3Dプリントで作ってもよいが,摩耗性や手ざわり,色のマッチングを考えると既存のスペースバーを加工するほうが良さそうに思えたので,既存のキーキャップを切ってはぎ合わせることにした.

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入手しやすいエポキシ接着剤は半透明なものが多い.これは,はみ出しがバレづらいかわりに,隙間が目立ってしまうので,色をつけることにした.顔料を粉で取り寄せるのは面倒なので,ホルベインのソフトパステルを使うことにする.

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なお,実際に折って試したところ,エポキシでは手で簡単に折れる程度の接着強度しか出ない.エポキシは隙間埋めだと割り切って,裏からステムの接着と強度保持を兼ねた部品を接着することにした.これは DMM ナイロン3Dプリントを利用して出力する.ナイロンにはエポキシが効かないので,セメダインのスーパーXで接着する予定.接着面が 39 x 11 mm あるので恐らく大丈夫だと思われる.

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もし上記がうまくいかなかったら,おとなしくスペースバーを 3u に設計変更する予定.手元のキーボードのすり切れ方をみるに,3uくらいあれば最低限自分の使う範囲をカバーできる.

背の低い Fn キーを作る

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Massdrop x Matt3o /dev/tty keycap の最下段がやや高くて気に入らないので,より低いキーで代替しようと考えた.キートップのサイズが近いのは XDA だが,XDAは /dev/tty keycap と比べると (1)下半分が膨れており,(2)上面と側面の境目のエッジが鋭い.これらをカッターやヤスリで削って視覚的な印象を揃えられないか検討してみたところ,案外いけそうだということがわかった.薄くなることで音が多少高くなってしまうが,気になったらレジンでも詰めればよさそうだ.