冬場のタープ泊を試してみた
洪庵キャンプ場で冬場のタープ泊を試してみた.最低気温3°Cで風があまりない環境では,寒さもあまり感じず熟睡できたので,温暖な冬のキャンプの選択肢のひとつとして良さそう.
用具類
最低気温は0°Cを下回らない予想だったのでシュラフのスペックは足りるはずだが,念のため寒さを感じたら同行した友人の車に避難させてもらうことにした.
ギア
- シュラフ: ナンガ オーロラ 500STD(快適1°C/限界-4°C;旧製品のため公式サイトにリンクなし)
- シュラフライナー: シートゥーサミット サーモライト リアクター
- コット: ヘリノックス ライトコット
- マット: サーマレスト Zライト ソル
- タープ: Rab SilTarp Plus Solo
- タープポール: MSR アジャスタブルタープポール 4ft
衣服(就寝時)
設置状況
タープ
画像に映っている白くて四角いものが温度計.向かって右側のフラップの足元に移動させた.張り方は以下の記事を参考にした.
レビュー
温度変化
SwitchBot の温度計を使用し,片方をタープの内部,もう片方をタープの外部(近くの木の根元)に置いて測定.一般的にいわれるテントの 3°C には及ばないものの, 1°C 程度の温度差は得られているようだ.ただ,測定条件がちゃんとしていない(というより狭いタープのなかで体の放熱やギアとの接触の影響を受けずに温度を測るのは難しい)ので,あくまで参考程度.
寒さ感
- 頭をシュラフの内部にすっぽり入れてしまい,呼吸用に鼻付近だけ出しておけばあまり寒さを感じずに熟睡できた.逆に,頭や首付近を出すと全身が寒くなったように感じた.しっかりした目出し帽でもかぶったほうが良いかもしれない.
- シュラフのジッパー付近に腕が来ると,腕にやや寒さを感じた.
- 寝るときに適当なシュラフの着方をしたのでライナーが下半身のみを覆っていたが,特に問題はなさそうだった.寝比べてみたわけではないのでライナーの効果は不明だが,ライナーがあると温かくなること自体は自宅の布団で体感済み.
その他
自作キーボード工具最安セット
概要
自作キーボードの組立には工具が必要です.とはいえ,工具選びは安物買いの銭失いリスクなどがあり,初心者には難しいところがあります.この記事では,自作キーボードを組み立てるために必要な最低限の工具リストを示します.(商品リンクはアフィリエイトリンクです)
この工具でできること
- Kailh ソケットのはんだづけ
- キースイッチのはんだづけ
この工具でできないこと
- 精密な面実装部品(MCU, USBコネクタなど)のはんだづけ
- フラックス(例:HOZAN H-728)とまともなピンセット(例:HOZAN P-891)が必要です.
- 部品の取り外し
- これらの工具があると便利ですが,いつでも取り外せるとは限りません.
- はんだ吸い取り器 HAKKO 20G
- 電動はんだ吸い取り器 HAKKO FR-301
- 温調ヒートガン 858D
- 2本目のはんだごて
工具リスト
- 温調はんだごて(白光 FX-600)
- こて台(白光 FH300-81)
- 共晶はんだ 直径0.6mm(goot SD-60)
- はんだ吸い取り線(goot CP-3015)
- ニッパー,精密ドライバー,ラジオペンチ,ピンセット
- 100円ショップで購入
ヘッドホンを改造してマイクを取り付ける
マイクが付いていないヘッドホンにマイクを取り付けることにした.ModMic Uni を購入してみたものの,付属のケーブルが太くて取り回しが悪い.使用しているヘッドホンはケーブルが取り外せるタイプだったので,改造してヘッドホンに組込むことにした.
結線は以下のとおり.
マイクとヘッドホン出力を別のパソコンに接続するとノイズが乗ることがある.
汁なし担々麺のレシピ
八幡製麺所の伊府麺が美味しかったので作った.麺の美味しさに頼りきったレシピなので,通常の中華麺を使う場合はタレに鶏ガラスープの素を加える,ニンニクチップを散らすなど,よりジャンクに寄せる必要があるかもしれない.
材料
麺
中華麺 1玉(八幡製麺所の伊府麺がよい)
トッピング
A. 肉
- 豚挽肉 100 g
- ニンニクみじん切り 1かけ
- 塩胡椒 適量
B. 野菜
- 刻み玉ねぎ 1/4
- ザーサイ 10 g
- 刻みねぎ(青い部分)10 cm 分程度
C. 調味料
- 花椒 小1/2
- クミン 少々
- 塩・醤油 適量
D. 彩り
- とうがらしの輪切り
- 香菜
- 白髪ねぎ
たれ
- ねりごま 大1
- すりごま 大1
- 酢 大1
- 醤油 大1
- ラー油 適量(老干媽などを入れるとエキゾチックでよいかも)
- 湯 大2
手順
- たれを全部混ぜ合わせる.
- 肉 (A) を炒める.塩胡椒で軽く下味をつける.
- 野菜 (B) を加えて炒める.
- 調味料 (C) を加えて炒める.
- 皿にたれを流し込む.麺を茹でる.
- 麺の湯をきり,たれの上に乗せる.
- 彩り材料 (D) を乗せて完成.
ナイフのハンドルを作った
モーラナイフの刃を Amazon で購入して放っておいてあったが,せっかくの機会にとハンドルを作ることにした.おそらく最も単純な部類の作り方に属すると思う.特に完成形のスケッチなどはせず,気分と木目の通りに削っていった.あまり丸くすることはせず,Rの大きな面の組み合わせになるように心がけたので,そのうち Rhino でモデリングするかもしれない.
適当な木からハンドルに使う材料を切り出す.今回はイチイ材なので,木目が作りたいハンドルの形にあわせて自然にカーブしている部分を選んだ.
切り出した材料を鋸で半分に割る.横着をせずに縦びき鋸を買っておくべきだった.
合わせ目を平らに直す.安直に最適カンナなど買ってみたものの,いまいちうまく使いこなせていない.
溝を掘って接着する.ノミがなかったので篆刻用の印刀で彫った.深さを間違えたが,見た目に影響がないのでそのまま作った.
形を接着面と対称に整える.削りたくない部分と削りたい部分に鉛筆で印をつけておくと削りすぎずにすむ.
最終形になるまでひたすら削る.カンナ,波目ヤスリ,ナイフなどでざっくり形をとり,ペーパーブロックで仕上げる.完成したら柄にエポキシ接着剤をたっぷりつけて押し込む.
キーボード組み立て用のこだわり工具など
概要
以下は実際に筆者が使っており,かつそれなりに長期間使ってトラブルのなかったもの.Amazon のリンクはすべてアフィリエイトリンクなので,踏みたくない場合は型番で検索してほしい.(追記1)網羅することを目的には書いておらず,ここにある工具だけでキーボードが組み立てられる保証はないので,必要に応じてビルドガイドを熟読してほしい.
はんだづけ関係
はんだごて
温度調節のできるはんだごての定番品一式.こて先は個人的には2Cが好みなので買い足した.金が有り余っている場合は FX-951 (→Amazon) などを買ってもよいかもしれない.
はんだおよび消耗品
- HOZAN H-722 フラックス Amazon
- goot RMAタイプ無洗浄はんだ SE-06003RMA Amazon
- goot RMAタイプ無洗浄はんだ SE-06006RMA Amazon
- goot はんだ吸取線 CP-3015 Amazon
- goot はんだ吸取線 CP-1515 Amazon
- アズワン ハンドラップ Amazon
0.3 mm のはんだは割高だが,チップ部品のはんだづけに神経を使わなくてよくなるので愛用している.フラックスの洗浄にはIPAを使用しているが,試薬クラスの純度は不要なので,適当なものを買うとよい.
ハンドラップとは,卓上に置いてアルコールを一定量ずつ出すポンプボトルの親戚のようなもの.キムワイプを折りたたんでハンドラップのボタンを押すと,キムワイプにアルコールが一定量しみ込んで清拭に使える状態になる.
その他工具
ピンセット
- HOZAN P-891 Amazon
昔から先端を研いだりしつつ愛用している.剛性が高く,先端に力がしっかり伝わる.
ドライバ
- PB SWISS TOOLS 513CN Amazon
差替式の精密ドライバ.付属のソフトケースにコンパクトにおさまるうえ,先端の品質が良い.複数本の同時使用には向かないのが欠点だが,そこまで複数を同時に使う場面もないのでこれを選んだ.
ラジオペンチ・ニッパ等
- HOZAN N-993 カッティングピンセット(終売)
- HOZAN P-35 ミニチュアラジオペンチ Amazon
- HOZAN N-31 ミニチュアニッパー Amazon
- OLFA 細工カッター 141BS Amazon
工具をおすすめする記事に終売品を書くべきではない気もするが,カッティングピンセットはUEWで回路の修正などをする際に便利.ニッパやラジオペンチは,ここにあげた小型のものがあると取り回しが圧倒的に楽になる.
Adobe Lightroom Classic で Blender のレンダリングを管理する
概要
Adobe Lightroom Classic は本来写真の管理・現像ソフトだが,32bit TIFF が読めるのでレンダリング画像の管理にも使える.画像を Photoshop で現像するかわりに Lightroom で現像すると,非破壊処理ができる,管理が楽など利点が大きい.Blender では 32bit TIFF を書き出せないので,一旦 Radiance HDR で書き出した後,軽く下処理をして Lightroom に読み込ませる.
レンダリング画像の書き出し
画像を 32bpc で書き出す.OpenEXR または Radiance HDR を選択する.
ファイル形式の変換と下処理
書き出したファイルを Photoshop で読み込む.レイヤを複製し,下から順に以下のように設定する.
念のため,レイヤを保存しておく.ファイルが多少大きくなるが,保険だと思うことにしたい.
Lightroom での処理
あとは適宜 Lightroom に読み込んで処理を行えばよい.RNI All Films 5 はクリックひとつで高品質なフィルム風の画像が作れて便利なのでよく使う.あまりプリセットやプラグインに頼ると何かを失うような気もするが,深く考えてもしょうがないので気にしないことにする.