2019年に始めたこと

昨年はいくつか新しいことを始めてみることにした.うまくいったことばかりではないものの,うまくいかないものは大体一月も保たないので,それ以上続いたことをうまくいったとみなして書くことにする.

英語

Financial Times (FT) を毎日読むのは一年続いた.FT は文章が平明なので,ノンネイティブが読むには丁度よい.記事を Google Keep に要約するのを三ヶ月くらい続けたあたりで a とか the の意味が見えるようになってきた.要約は続かなかったが,要約に疲れる頃にはだいたい記事を最後まで読み通せるようになっていた.今年はプライバシーやデータ資本主義,テックジャイアントへの規制の議論に興味をもって読んだ.

一方で The New York Times (NYT) を読むのは相変わらず習慣になっていない.扱う内容に FT ほど興味がもてないうえ,文章も FT より持って回った書き方をしているせいだろうか.

カメラ

厳密には新しいことではなく,10年前に K-7 と DA35 Limited を振り回していたことがある.身のまわりで数人カメラを買っていたので,それに引きずられるようにしてカメラ趣味を再開した.春頃に GR III を買い,ほとんどの撮影をそれでこなしていたが,標準-中望遠の画角が欲しくなったので fp を追加した.

カメラを趣味だと思うと,普段は30点だがここぞというときに120点を叩き出す機材が選択肢に入ってくる.GR も FA77 も基本的にはそういった部類のものだといえる.

f:id:lunar0:20200103003314j:plain
fp にベローズを付けてみた

GR は毎日持ち歩かないと意味のないカメラなので,常時ポケットに突っ込んである.起動も速いし,あとはオートフォーカスがまともなら言うことはない.これが RX100 系だと,万能だが分厚くておさまりが悪く,画質も GR には及ばない.迷ったときはピーク性能を重視すべきだと考えて GR にした.

Julia

現在関わっている研究プロジェクトでは Python が推奨されているが,遅いので速度が必要な部分を Julia で書くことにした.Python にも速いライブラリはあるが,一般にそれらは C で書かれており,書き換えや並列化が大変である.その点 Julia はライブラリの改造が楽で,簡単に並列化できるので都合がよかった.

一方で,まだ新しい言語なので仕様が不安定であり,また Python ほどのエコシステムの厚みがないのでこれ一本で頑張っていくにはつらい部分もある.可能性は感じるので,導入を主張したぶんの責任をとる程度には勉強していきたい.