ロータリエンコーダのノブを作る
MJF方式の3Dプリントは独特の渋い質感があって良いので,ノブでもひとつ作ってみようかと思い立って試してみた.秋葉原あたりで売られているノブはどうも機能一辺倒で,多少滑ったりしても良いから見てくれのよいものが欲しいという向きにはあまり良いものがない.これは滑りやすいことを除けば案外よくできたものだと思う.もう少し鈍い光沢で,かつ角が立ってくれると良いのだが,あまり高望みするものでもないかもしれない.
DMMに頼んだところ斜めに積層されてしまったので,微妙に歪んでいるように見えるのが気になっている.高い送料を我慢してShapewaysなどの積層方向指定サービスを使うか,DMM宛に見積を取ってみるかである.
まずはプロトタイプということで,側面にテーパのついていない円筒形と,膨らませた七角形を試してみた.円筒形のほうは何にでも馴染みそうだなと思うが,七角形のほうも粗く皮をむいた大根のような質感で捨てがたい.七角形のほうに関していえば,天面をフラットにしなくて良かったと思う.
寸法は直径14mm×高さ18mm.
なお,MJFの3Dプリントで何かしら作ろうと思ったのはそもそも以下のツイートがきっかけ.瓦や中国の古い石畳のような色合いに見えてとても良い.
ありえん激渋キーボードが爆誕してしまった… pic.twitter.com/dMvN0lOgBt
— 人生たの椎名林檎 Maker Faire Tokyo H-14-03 (@Biacco42) August 3, 2018